15年8ヶ月という歴史
2023/01/28
10月29日
これがちゃんとしたトリミング最後となりました。
いらしてくださっていたお客様でさえ
最後の頃のもみじは寝たきりになってしまい
姿を見ることはなかったですね。
インスタのストーリーにはたまに出てきたりしてました。
こんなところでインスタのフォローも
ぜひしてみてください。
お客様のワンちゃんもたまに出てきます。
サロンのアカウントなのに
あまりワンコが載っていなくて申し訳ないです。
2023年1月14日 19:30頃
15歳8ヶ月
もみじ永眠いたしました。
記録として残しておこうと思います😢
もみじの具合がおかしいと気付いたのは
2022年12月11日
今まではアパートだったので
2階もなければ階段もなかったわけですが
朝方階段から落ちました。
すごい音と共にメイが吠えたことで
母が気付いてくれました。
朝4時頃だと思います。
その時に失禁もしました。
起きてきた私は
下にもみじがいたので
え?なんで下で寝てたんだ?
と不思議でしょうがなく、
あとで母からもらったLINEで
落ちたことを知りました。
滑って落ちたのかな?
暗くて見えなかったのかな?
珍しいな?なんでだろう?と。
その日の夜には階段の上を
衣装ケースなどで封鎖して降りられないようにしました。
2階には
トイレもあるしお水も飲めるしね。
その時に視覚に違和感を覚えました。
座っているもみじの前を歩くと
目で追うのに
歩いたりした時は下側が見えていないようでした。
物は踏み付けるし、
玄関の段差に気づかない。
上下に分けると下側が見えていない感じ。
だから階段から落ちたのかも!となりました。
12月12日
朝の散歩でもふらつきがあり、
夕方の散歩は行かないと拒否られましたが
食欲はありました。
クッションの上で寝ていたのでそのまま
2階に連れて行き寝かせて
朝起きたらそのまま寝てました。
12月13日
散歩にも行けてご飯も食べたけど
フードは残すように。
アクアゼオクッキングで習ったご飯を作るようにしたのでそれは完食。
もみじは基本、
冬場は私の布団の中でくっついて寝てました。
この時久々に布団の中で寝ました。
12月15日
楓の迎えに行き、
帰ってきたらクッションの上で寝ていて
「ただいまー」と声をかけ片付けをしていたら
ひっくり返って発作のようなものを起こしました。
癲癇持ちなので、癲癇かと思い抱き上げたら
2.3分で収まりました。
ですが、そのあと立てなくなり
立てるようになると同じところをグルグル回るようになりました。
12月17日
朝5時頃
封鎖してあったのに、また階段から落ちました。
これはもう私のミスとしか言いようがない。
衣装ケースの端が少し隙間があったんです。
でも顔が入る訳じゃないから大丈夫と思い
衣装ケースのみにしておいたら
その隙間に顔を入れてそのまま突っ込んでいったみたいです...
すぐに飛び起きてもみじを連れてきて抱きかかえました。
ガタガタ震えるもみじを抱っこしていたら
ビクンビクンと癲癇のような発作を起こし
頭を振ってヨダレを飛ばして収まりました。
そのあとはそのまま寝ていましたが
寝起きはフラフラしていて目が回っているような
様子が見られ、
老年性突発前庭障害の時に似ていました。
その日の夕方
動物病院に行きました。
撮っていた動画を見せて状態を話しました。
まずは血液検査をします、と。
しばらくして呼ばれ、
ふらつきの原因、視界が上下で
下側が見えいない原因は
はっきりとはわからない。
血液検査の結果内臓は至って健康であること。
むしろこの歳で内臓に何も問題ないのが不思議と。
ですが、
喉の奥に腫瘍が見られますと言われました。
腫瘍かぁ...
先生はそこで本を開き
見た限りですが恐らくこの「悪性黒肉腫」であると思われますと続けました。
悪性黒肉腫は通称メラノーマとも呼ばれますね。
ではどうしたらいいですか?と聞くと
今の状態で外科的治療には耐えられないと思います
私ももう外科的治療は望んでいませんでした。
何せ15歳を過ぎていて16歳になる手前。
健康ならまだしも
ふらついたり目が見えていない状態を鑑みて
無理だと思っていました。
先生は
病理に出す為の全身麻酔に耐えられない、
耐えられたとしてこれが癌であると断定された場合
抗がん剤に耐えられない。
癌と断定されないと抗がん剤が使用できない。
では外科的手術をするとなると、
喉の奥からリンパまでの切除、
そこまでの負担をかけて数ヶ月しか生きられない
となるとそんなに負担をかけてまですることなのか
と思います。
確かにそうだな、と納得しました。
悪性黒肉腫に効く薬を出してもらいました。
だけどそれは「治す」薬ではなく「小さく」する薬
それよりも早く悪性黒肉腫の方が大きくなると思う
その時はご飯も食べられなくなるし、
水も飲めなくなるかもしれない。
連れてきてもらったら点滴しますが、
それは延命治療ということになります。
と説明されました。
喉の奥の写真を撮ろうとしたら眼振が起きてしまい
少し休ませてからまた撮ってもらい
しっかり確認することができました。
この悪性黒肉腫だろうというのも
結局調べることができないので暫定ですがね。
何もしないよりはと思い
その薬を飲ませることにしました。
帰ってきてから寝たままだけど
しっかりご飯食べました。
12月21日
朝夕は庭に出してトイレさせて
無理に散歩に出ることはなくりました。
家の中にいると
トイレとお水以外は起き上がることがなく
ほとんど寝ていました。
12月22日
立ち上がると踏ん張ることができないのか
転がることが多くなっていたので
足裏に貼る滑り止めを貼っていました。
それの張り替えをしながら爪を切ってあげました。
左半身に力が入らないようで
左側は足が曲がったまま前に行こうとして
転ぶことが増えました。
12月23日
この日は午前中と午後に1回づつ発作を起こしました。
午前中のは2.3分
午後のはそれよりも短いぐらい。
12月25日
車椅子のレンタルをお願いしました。
部屋の中だと滑ってしまいますが、
庭だと滑らずにかろうじて歩けます。
メイが守るようにそばにいてくれました。
12月26日
寝ている状態でおしっこをしてしまうので
普段もおむつを履かせました。
この頃にはトイレや水で
起きてくることもほとんどありませんでした。
12月27日
レンタルした車椅子が到着して装着しました。
そのままの位置からおしっこをしてしまうので、
おむつを装着しました。
12月28日
お昼頃にオムツを替えたら血尿あり。
12月29日
朝起きたら定位置にいるもみじかいなくて
2階中を探したら
子供部屋のテレビ台の下にハマっていました。
きっとそこまで移動していったんだろうな。
お水が飲みたかったのかな...
仕事が終わってから病院に飛んでいき、
膣洗浄をしてもらいました。
おそらく膀胱炎だろう、とのことで
この時自分本位でオムツを履かせたことを後悔。
そこからはベッドにペットシーツを何枚も敷いて
汚れたら引き抜くスタイルに変えました。
実は8月頃に
左のリンパのところに固い何かを主人が見つけて
病院に行ったんです。
少しだけ取って調べたところ
おそらく悪性のものじゃないかなぁ
ということで
まずは抗生物質を飲ませました。
それで少し小さくなったことで
リンパにできているし、癌かな?と。
全身麻酔で精密検査するかどうか考えましょう。
そのまま様子見になってました。
そのリンパのが転移したのか聞いたら
喉のものが先にできて、それがリンパに転移した
さらにそれが脳に転移したとすれば
発作のようなものも半身不随も説明はつく
と言われました。
そうかぁ...
もうその時には喉の奥にできてたのかな
もっと早く気付けていたのかな
ボソボソ独り言を言っていると
たぶん喉の奥のものは小さければ絶対気付けない
リンパにある時点で転移してるから
どうにもならなかったかもしれない。
と励ましのような慰めのようなことを
言ってもらいました🥲
やっぱりどんな時も
あの時ああにしていればと思うことは多かったな
注文していた靴下も届いたので
車椅子の時には履かせました。
滑り止めでは滑ってしまうので。
その夜のおしっこにはもう血尿はなく
薬が効いているのがわかりました。
12月30日
年越せるかなぁと不安だったけど
あと少しで年越し。
食欲があるのが救い。
ウンチをしていなくて
やっぱり立たないから踏ん張れないのかなぁと
思っていたら変な声を出したので
お尻を見たら少し出ていて
絞り出してあげるとすっきりしました。
こまめにお水をあげていると思っていたけど
水分が足りないようで硬めでした。
年末年始は私が風邪を引きダウンしていて
母が代わりに面倒見ていてくれました。
2023年1月1日
朝ご飯はほとんど食べなかったので
口の横から詰め込んで食べさせました。
夜は手作りのものだけにして完食。
鼻から膿が垂れはじめました。
1月2日
家族で東京に行っていたので母が見ていてくれました。
ご飯もしっかり食べたそうです。
1月3日
動き回ることはないだろうけど、
何かあったら嫌なので
柚月が使っていたサークルを万全にして
母は仕事に行きました。
いくら柔らかいものの上で寝ていても
全く動けないと床ずれを起こすので
自宅にいる時は
シートを替えたりお水を上げる時に
体の向きを替えてあげていました。
健康な時は6kg近くあった体重も
3.8kgぐらいまで落ちました。
仕事から帰ってきた母が車椅子に乗せてくれました
1月5日
まだ自力でうんちができていました。
左の鼻から膿がずっと出ている状態になりました。
1月7日
朝ごはんは拒否。
膿は止まらなくなり出っ放しになりました。
夕飯は手で丸めて横から食べさせました。
その時に揺れていた前歯も抜けました。
1月9日
昼間には左目からも膿が出てきました。
喉、鼻、目は繋がっていますからね...
ご飯はよく食べるように。
お客様からたまたま焼き芋の差し入れをもらい
それをあげたら美味しいようでパクパク食べてました。
夜になると左目眼球がえぐれている感じに見えました。
1月12日
朝ごはん完食。
手足をばたつかせていたので車椅子に乗せると
ヒュンヒュン鳴いてどこかが痛いみたい。
横に寝かせてあげると落ち着きました。
しばらくうんちが出ていないので、
午後の診察で母が病院へ連れて行ってくれました。
検温の際にうんちは出てくれて、
鼻から出ている膿は、喉にある悪性黒肉腫に菌がいるから出ているもの。
目から出ている膿は鼻から上がってきたものと言われました。
そのため追加で抗生物質が出ました。
1月14日
明日は楓の誕生日
毎年もみじもメイも一緒に家族写真を撮ってました
膿が出てガビガビの顔じゃ可哀想なので
せめて顔だけは綺麗にしてあげようと
母に抱っこしてもらい
顔だけ綺麗に洗いました。
モサモサしていたのでカットもして
これが犬生最後のトリミングかぁ
たくさんカットしたなぁと思いながら。
あとは明日一緒に連れて行ってあげよう
本当にこれが最後の家族写真だ。
そして仕事も終わり、もみじの夕飯も済ませ
ひと段落。
あと1時間で柚月のお迎えというところで
楓が珍しく
「おふろにはいりたい!!」ワガママを言って。
いつもなら遊びたいから入るのは一番最後。
柚月は一時保育行ってるし
お迎えもあるから帰ってきたら3人で入ろうよ
と説得するも「いまはいる!!」と聞かなくて。
急いで入ろうと入って出てきたら
もみじは息を引き取っていました。
まだ温かく
私がどうしても最期を看取りたいと思っていたのを
見事に裏切ってくれて
メイと猫たちに囲まれていってしまいました。
あったかくてお腹を見たら動いてる気がして
ずっと見つめてるけど動いてなくて
柚月のお迎えに出なくちゃだったので
母にお願いをしてすぐに戻ってきました。
メイ...
寂しくなってしまったかな。
たいして仲良くない親子だったけど
散歩の時はもみじかいないと
不安で歩けなくなったり
どうしていいかわからずワタワタしちゃうのに。
1月15日
一人家族が減ってしまったけど
楓の誕生日には変わらないので
予定通り写真を撮ってきました。
もみじは前のサロンの時に
外に飾ってあったパネルを持参しました。
1月19日
火葬直前
この足が大好きだった。
血統書にはトイプードルと書かれていたけど
明らかにトイサイズじゃないトイプードル。
だから私は「ミニチュアプードル」と呼んでいた
この足の大きさのおかげで
専門時代は
たくさん足先バリカンの練習をさせてもらった。
この体の大きさのおかげで
事故に遭ったときも
無傷でいられた。
全部がどこもかしこも大好きだった。
いや、大好きだ。
今も変わらず大好き。
もうこの体に触れないと思うと寂しくて仕方ない
ただ悔やまれることは
寝たきりだとしても
サロンの方で寝かせていたら
もっとたくさんのお客様と
会わせることができたのにと思ってます。
ただ気丈なもみじは
弱っている自分を見せたくないんじゃないかと
勝手に判断してしまいました。
筑縄町でサロンがオープンした時、
メイはまだ2ヶ月にならなかった。
もみじは1歳半ぐらいだったのかな。
そこからずっと一緒にお店を守ってくれて
時には楓の代わりに怪我をして
本当にたくさん守られたし愛されていた。
相思相愛だったと思ってる。
またいつか
どこかで会えるかな。
今もこれからもずっと大好きだし
ずっともみじを探してる。
これからはずっと片思い。
けどメイが寂しがるから
名前はあまり声には出さないよ。
メイを産んでくれてありがとう。
メイを残してくれてありがとう。
だから私は保たれてる気がするよ。
まだまだ涙が出る日があるけど
この仕事をしているから笑っていられるよ。
またいつか
もみじとの出会いや思い出したことを
載せようかな...と思ってます。
でもひとまずもみじは先にいってしまったので
私はこっちであなたの話を書くよ。
もっとこれから先、何ヶ月も
たくさんたくさん世話ができると思ってた。
もっと長く介護が続くと思ってた。
本当にどこまでも手のかからない子だった。
聞き分けがよくいい子すぎるほどいい子だった
15年8ヶ月
オープンから来てくださっているお客様から
今に至るまで
たくさんの人たちに愛してもらえて
可愛がってもらえて嬉しいです。
これからも
E-bashoを含め
E-bashoの住人をよろしくお願いいたします。
ありがとうございました!!!
ご供養やお花などは辞退させていただきます。
もみじの思い出話を聞かせていただければ幸いです
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